ナンガオーロラ600DXと450DXを比較レビュー!シュラフの選び方を解説!

国産シュラフメーカーといえばNANGA(ナンガ)!

そんなナンガのシュラフにはいろんなモデルがあって値段もピンキリ。

今回は1番汎用性が高いと言われる600シリーズから、

ナンガオーロラ600DXをレビューします。

通年使えて値段も手頃なナンガオーロラ600DXは、高機能で4シーズン対応の圧倒的コスパを誇るダウンシュラフです。

 


ナンガとは?

ナンガ シュラフ

1941年、滋賀県米原市に誕生した。

寝具メーカーの下請けとして布団の製造等を出掛けていたが、1960年代に寝袋の生産を開始。

ナンガ シュラフ

MADE INJ APANにこだわり羽毛原料は国内でのみ洗浄、精製し加工処理されています。

また縫製も自社工場の職人によって生産されており高品質のダウンを作り続けています。

国内自社工場を拠点としたアフターケアの充実度。寝袋は基本無償にて永久保証してくれます。

直営店は

・NANGA SHOP TOKYO

・NANGA SHOP OSAKA

・NANGA SHOP TOHMA

・NANGA HEAD OFFICE

 


ナンガシュラフのモデル

ナンガ シュラフ選びのポイント
引用元:https://yamahack.com/473

☑︎オーロラライト
〈ダウン素材〉

DX スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
〈シュラフ生地〉
オーロラテックスという特殊な防水加工ナイロンを使用。

ダウンとフェザーの比率90-10%とダウン量が多い為、ナンガモデルの中で1番高品質で値段も高い。
ナンガシュラフのフラッグシップモデルで商品ラインナップも豊富。


☑︎オーロラ
〈ダウン素材〉
スパニッシュダックダウン80-20% (650FP)
〈シュラフ生地〉
オーロラライトと同じオーロラテックスという特殊な防水加工ナイロン。裏地は40dnナイロンタフタ。

オーロラライトと比べてダウン量、フィルパワーともに劣るが価格は安め。
裏地は強度重視で厚みがある分、少し重量も重くなる。


☑︎UDDバック
〈ダウン素材〉
DX スパニッシュダックダウン90-10% (770FP)超撥水加工
〈シュラフ生地〉
15dnナイロンシレ撥水加工

オーロラシリーズよりフィルパワーが増しよく膨らみ暖かい。


☑︎ダウンバック
〈ダウン素材〉
スパニッシュダックダウン80-20% (650FP)
〈シュラフ生地〉
40dnナイロンタフタ

機能面では上記にモデルに大きく劣ります。コスパ重視のモデル。

 


シュラフ選びのポイント

目的(使用環境)

シュラフの商品説明には夏用や3シーズン、4シーズン用と、快適使用温度と耐久温度が記載されています。

快適使用温度とは【快適に眠ることができる温度帯】

耐久温度(下限温度)とは【何とか一夜を過ごせるぎりぎりの温度帯】

ナンガ

暑い場合の温度調整は寝袋以外のもので対処可能ですが、寒い場合は対処できません。

シュラフは夏用、冬用で使い分けるのがベストですが、なかなか幾つも購入できる価格帯ではない。

ここは妥協せず4シーズン用を初めから購入しておくことをおすすめします。


機能性

シュラフの中身の素材には大きく分けてダウンと化繊があります。

ダウン→高価だが保温性抜群。コンパクトになる。
化繊→保温力に欠け嵩張る。ダウンの半値ほどで購入可能。

用途や環境によって考え方は様々ですが、高機能なダウンシュラフを1枚持っておけば大きく困る事はありません。


FP(フィルパワー)

FP(フィルパワー)

羽毛のかさ高性(膨らみ度合い)を表し数値が大きくなればなるほど暖かい。

FPが多ければ価格も平行して高価になります。

600FP以上あれば冬のキャンプでも使用できますね。

 


オーロラ600DX レギュラー

(NANGA/ナンガ) オーロラ 600DX レギュラー
■サイズ:レギュラー(最大長210cm×最大肩幅80cm ”身長175cmまで”)
■色:ベージュ
■羽毛量:600g(760FPスパニッシュダウン)
■収納サイズ:φ18×30cm
■総重量1200g
■[快適使用温度] -6℃から[使用可能限界温度] -11℃まで
(温度表記〈ヨーロピアン・ノーム〉)
■表生地:オーロラテックス(多孔質ポリウレタン防水コーティング素材)
■裏生地:40dnナイロン

ナンガ オーロラ 600DX

収納サイズ・価格・性能のバランスを考えて1番汎用性が高いと言われるオーロラ600DXをチョイス。

(NANGA/ナンガ) オーロラ 600DX レギュラー

オーロラシリーズはオーロラライトと比べて価格は1万円ほど安いが、760FPスパニッシュダウンなのでオーロラライトのダウン量と変わりません。

オーロラ600DXは特に胸〜首元周りはしっかりとした膨らみがありふかふかです。

MADE INJ APANの証、日本タグも所有感があります。

ナンガ600DX

首元と頭部部分にあるドローコードを閉めれば、外の冷気を遮断し防寒性はアップ。

2月のふもとっぱらキャンプ場−10°ではオーロラ600DXの中にインナーシュラフを入れて快適に眠ることができました。

ナンガ600DX

ファスナーもYKKの特殊パーツをファスナースライダーへ取り付け、噛み込みの原因となる隙間を減らす事でスムーズに開閉操作することができます。

またファスナー部分の白いカバーは暗闇でも開閉操作をしやすくする為、蓄光機能を付加しています。

ナンガ600DX

夏場の暑い時などは、ファスナーを全て開放すれば掛け布団代わりとして涼しく寝ることができます。

ナンガ600DX

最下部外側にはフックが両サイドに2本ついてるので、ポールなどに吊るす時に役立ちます。

(NANGA/ナンガ) オーロラ 600DX レギュラー

表生地は撥水性と透湿性がある「オーロラテックス」を採用。

弱点である結露などの水分からダウンを守ってくれます。

シュラフカバーも必要ありません。

ナンガオーロラ600DX

収納サイズはφ18×30cmと冬用としては大きすぎず持ち運びしやすいサイズです。

収納袋も大きめなので閉まいやすくなってます。

 


比較(オーロラ 450DX ・オーロラ 600DX )

NANGAのシュラフでフラグシップモデルと言われる「オーロラライト」シリーズ。

オーロラライトシリーズにはフィルパワーに応じて350~900まで5つの製品があります。

ナンガ オーロラ 450DX

初めはオーロラライトの450DXを購入し4シーズン使ってましたが、どうしても真冬のマイナス環境になると450DXの中にフリース素材のインナーシュラフを入れても寒さをしのぐことが困難でした。

ナンガ シュラフ

夏用、冬用で二個購入を検討したが二つ買うとなかなかの出費に。

オーロラ450DXは冬を除く3シーズン用で、一つ上の600DXから4シーズン用になります。

オーロラ450DX冬でも最適気温0°ほどならインナーシュラフを入れて使えないこともないですが、やはり一つ上のモデル600DXまでいくと安心感が違います。

ナンガ オーロラライト450DX

左:オーロラ 600DX
右:
オーロラ 450DX

最下部や胸元当たりの膨らみ方の違いがわかるでしょうか?

ナンガ オーロラライト450DX

同じレギュラーサイズですが600DXと450DXでは膨らみ方が全然違いますね。

450DXはマイナス気温だと明らかに冷気を感じてしまうレベルです。

収納サイズは直径で4cmほど600DXが大きくなりますが、暖かさを重視したらこの差は許容範囲というか、全く気にならないレベルです。

600DX:φ18×30cm
450DX:φ14×30cm


1年を通して1つのシュラフを使用したい場合は、3シーズン用のシュラフを買って温度調整するのではなく、4シーズン用のシュラフを買い温度調整する方が効率的かつ安心に使用できますね。

保温力、撥水性に優れたオーロラシリーズの中でも600DXが汎用性と機能面に優れた1番使い勝手の良いシュラフです。

ナンガはモデル展開が豊富ですが、値段で妥協せずに機能面重視で選んでみて下さい。

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では!

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