今アウトドア業界に新風を巻き起こしている【ZANE ARTS(ゼインアーツ)】
今回はそんなゼインアーツの大型シェルターであるギギ2を徹底レビュー。
ファミリー(3人以上)ならギギ2が1番おすすめできるよ!
ツールームの定番ファミリーテントから買い替えに至った経緯やソロ、ファミリー(大人2人、子供1人)で使ってみた感想、使い倒して分かったメリット、デメリット、様々なアレンジスタイルをご紹介します。
・大型テントだけど設営は難しくない?
・寝室無いけどどうするの?
・レイアウトが難しそう…
そんなよくある疑問やおすすめのレイアウト、使ってみなければ絶対に分からない唯一の弱点まで解説いたします。
シェルターとは?
出典:テンマクデザイン
シェルターとは→ フロアレステント
※床は無いけど屋根と壁はあるテントの総称です。
ツールームテントやドームテントなどの皆さんがイメージするテントの構造は、ポールを繋げて交差させて、テンションをかけてインナーテントを作り、その上にフライシートを被せて完成させます。
ツールームテントやドームテントは床もあり天井はインナーテントとフライシートの二重構造(ダブルウォール)で構成されてるので居住性が高いのがメリットです。
しかしポールを繋げてループに通すなどの設営のわずらわしさ、ポールが折れやすい、収納サイズが大きくかさばるなどのデメリットもあります。
一方のシェルターはフライシートが無い(シングルウォール)、インナーテントも無いけど、タープとは違い四方に壁はある状態のものです。
シェルターのメリット
今までは定番のファミリー向けツールームテントを使っていたのですが、現在所有する全てのテントがシェルター型テントになりました..笑
なぜシェルター型テントを選ぶようになったのか?
ツールームテントは基本的に居住空間の快適性を重視した形ですので、多くのポールにテンションをかけて地面から垂直に近い形になるような構造です。
なのでポール、ペグダウンの数も多くどうしても設営に時間と手間がかかります。
いっぽうのシェルターは
設営が楽でアレンジが効く!!
シェルター全般の最大の特徴であり、私が買い換えに踏み切った経緯はまさしくこれです!
我が家は小さい子供がいるので妻が子供の世話をして、設営は私1人なので大型のツールームテントだと慣れても1時間弱かかってました。
シェルター型にしてから慣れれば20分で設営可能です。
使い勝手もよくタープとしても使うも良し!
流行りのカンガルースタイルにしても良し!
シチュエーション、その日の気分に応じた様々な使い方、アレンジが出来ます。
ZANE ARTSの特徴

長年アウトドアギアを企画開発してきた経験をバックボーンに、北アルプスの玄関口「長野県松本市」で ZANE ARTS は誕生しました。
機能と藝術の融合をコンセプトに掲げ、アウトドア愛好家を確実にサポートする機能性と、自然との一体感を得られる造形を合わせ持つ、藝術性の高いプロダクツを目指すブランドです。
名峰に囲まれた日本屈指のアウトドアフィールドで、時間をかけて丁寧に創り上げるスタンスは、日本のアウトドアシーンに新たなスタンダードを築きます。
引用:ZANE ARTS
創業者の小杉敬さんは、過去にはスノーピークの役員として商品開発等を行っていた。
長年アウトドア業界に携わってきたその経験と知識から生まれる、実用性も兼ね備えた斬新なデザイン。
引用:ZANE ARTS
大型テントの相場は10万以上が当たり前だと思っていたが、7万をきるこの価格設定は非常に良心的で手が出しやすい。
あるインタビューで代表の小杉さんは
「この製品がこれくらいの値段だったら嬉しいな!という製品の平均化をしっかり実現していった」
まさしくこれです!
一石を投じる存在になる事間違い無い!
引用:ZANE ARTS
そんなゼインアーツから待望の大型シェルターであるギギ2が登場しました!!
簡単に概要を見ていきましょう。
定価:(2022年1月現在):¥59,800(税込¥65,780)
サイズ:幅750、奥行き400、高さ220
総重量:7.5kg。
生地:75Dシリコーンポリエステルリップストップ・遮光PU加工(耐水圧1,500mm)
ポール:アルミ合金製
7m オーバーの大型シェルターでポール4本含めても7.5kgという軽さは女性でも扱いやすい。
価格も7万以下で最初のファミリー向けシェルターとしては手頃な価格帯ですね。
ギギ2を選ぶべきメリット5つ
❶設営が簡単
ギギ2はガイドロープに沿って四角4箇所をペグダウンしメインポール2本で立ち上げ、エクステンションポール2本で両サイドを立ち上げれば完成。
ガイロープを張らない場合はペグは8本しか使用しません。(写真はドアパネルを跳ね上げてるのでペグは10本使用してます)
初心者でも概ね大人一人で20分、タープを建てる感覚で設営出来ます。
❷機能的な作り
ギギ2は両サイドをエクステンションポール2本で立ち上げる事でデッドスペースを最小限に抑えてます。
天井高は220cm、ポールの奥側には専用のインナーもしくは、ソロ〜2.3人用のテントを入れてカンガルースタイルにして寝室とリビングを自由自在にレイアウトすることも可能。
デュオの場合は両サイドにコットを置くだけでもバランスが良いですね。
❸デザイン性が高い
ギギ2は両サイドの立ち上がりがあるので独特なデザインでありながらスタイリッシュに。
自然に調和する落ち着いたサンドカラーでドアパネルの切り返しラインが綺麗です。
完全にクローズすると秘密基地感がありますね。
❹アレンジの幅が広い
ギギ2は前面、後面のドアパネルを跳ね上げればかなりの広さのシェルター(タープ)として使用することが出来ます。
開口部分の面積が広いのでポール次第では様々なデザインに変化。
ツーリングキャンプならバイクを幕内に入れても十分な広さを確保できます。
❺軽量コンパクト
大きなツールームテント等は20kgオーバーがザラですがギギ2は7.5kg。
収納サイズ、重さともに女性でも持ち運びができます。
収納袋も余裕があって入れやすく、ストレスを感じることがありません。
ギギ2のデメリットはこの2つ
❶入口部分のファスナーの開閉
ギギ2のこの開口部分の角度に関しては商品説明を見ても気付くことができませんね。
測ったらファスナー近くは約48度しかないので、手を伸ばしても大体の大人は必ず幕の内側に体が当たります。
就寝時に幕内からファスナーを閉めようとして、幕の結露で着てる洋服がビッショリなんて事もしょっちゅうです。
ギギ2の入口部分の改善策としてはファスナーサポートバーを使う。
百均でも色々なファスナーサポートバーが出ているので使ってみましたが、百均のは全て使い物になりません。
テンマクデザインからでているファスナーサポートバーがよいです。
シェルター部分の重要な四角の部分で、結構なテンションがかかってますのである程度の強度があるファスナーサポートバーを使用しないと開ける事ができません。
❷雨天時の対策
ギギ2の設計上、幕内のメインポール2本の最上部から開口できるようになってるので、
雨天時に跳ね上げて使う場合は、幕内の中央まで雨が侵入します。
画像のように小さめのddタープなどを常備して、雨天時は開口部分に設置すると良いと思います。
自作してスカートを付けてる方もいますが、裾部分を地面スレスレでペグダウン(地面に埋めるほど)すればある程度は緩和できますね。
真冬の最低気温−5°のふもとっぱらでストーブ1つですごした事がありますが、風が強くなければ問題ないです。
カンガルースタイル時のインナーテント
ギギ2のレイアウトのおすすめはカンガルースタイルです。
サイズは幅2.2m×奥行き2mまでのインナーテントなら既存のメインポール奥にインストールする事が可能。
大人2人、子供1人なら使い勝手の良いサイズです。
個人的にはギギ2がサンドカラーですので、インナーテントはあえて発色の良いインナーテントを選ぶとかっこいいサイトになると思います。
今までギギ2のインナーテントとして使用したテントはこちら。
・ビジョンピークス TCルーテント
・FIELDOOR フィールドア カーキ テント ワンタッチ ポップアップテント 3人用 4人用
・MSR ベロ インナーテント
全て問題なくインストール出来ます。
サイズ的にビジョンピークスのTCルーテントは幅2.2ですのでギリギリになりますが、大人二人、子供一人が寝るのにはちょど良いサイズです。
大人3人以上なら別売の純正インナーは税込15,180円(別売り)を買っておけば間違いなしです。
おすすめレイアウト
夏場にソロで贅沢に使用してみた。
ギギ2はドアパネルを跳ね上げて使うことで最大限威力を発揮します。
跳ね上げも基本はポール1本でも良いですが、3本のポールを使うことで、より居住空間を広く快適に使用できます。
幕内中心にメインテーブルを置いたスタイルはバランスよく見た目もかっこいいです。
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総じてゼインアーツのギギ2は使い勝手の良いオシャレでコスパの良いテントです。
初心者の方でも設営しやすく、アレンジの幅も多い。
是非シェルターにチャレンジしてキャンプライフをより快適に過ごしてみて下さい。
ゼインアーツ ギギ2はこちらで購入可能です↓
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